社長の参謀役になろう!

社長と一緒に会社を大きくしませんか?

売掛金管理の意義

皆さん、売掛金管理の意義って知ってますか?

 

内部統制で重要となる勘定科目に「売掛金」「売上」「棚卸資産」があります。

なぜかというとこの勘定科目で一番不正行為がおきやすいからです。

たとえば、営業部門で架空の売上伝票を切って、経理に計上を依頼するとします。

当然入金はないわけですから、売掛金として残高が残るわけです。

この時、売掛金管理表を作らず合計金額が一致しているからいいやとしたらどうなるでしょうか。ほぼ半永久的に残高が残り、粉飾を見逃すことになります。

 

滞留債権がないかを調べるのを「年齢調べ」というのですが、個別確認をして2~3か月入金がない場合は営業担当に理由確認と入金時期を明確にする必要があります。

これを行うことで、「きちんと不正がないかチェックしてますよ」というメッセージになるわけです。

実際、過去年齢調べをしてない企業で、年齢調べをしていない企業でやったところ、数千万単位の滞留債権が発覚し、担当営業が懲戒解雇を受けた事例がありました。

 

しかし、これは本来本部側で内部統制をしっかり行って、現場側に常にフィードバックしていれば防げた事例です。

 

不正行為が発覚して一番損害を受けるのは会社側です。常日頃から売掛金管理をしっかり行って不正行為を行わせないようにしましょう。

AIで業務がなくなる?

何をいまさらの見出しですが、実はこれ2年前に見出しだけ作ってたものです。

 

2年たって実感するのは、やはり単純業務はスキルがなくても置き換わられるということを痛感しています。特に経理業務については2年前まではエクセルスキルがそのまま業務効率アップにつながっていましたが、シートの関数もAIに作らせればパッとできてしまいます。(ただし合っているかどうかの検証は必要なのでそれなりの知識は必要かと思いますが)

 

私も今年からCHATGTPを有料で使い始めていますが、パパっといろいろな業務を行ってくれるので優秀なアシスタントが廉価で雇えた感じです。

 

後は会計処理もRPAを導入していけば、本当に経理事務は必要最小限の人員(現金処理など)で回っていくと思います。

 

私は若いころから(特に会計事務所時代)業務多忙なうえに、税理士試験の勉強もしなければいけなかったので、常に業務の効率化を考えていました。エクセルもその1つですが、はじめは方眼紙から集計シートの作成に始まり、関数を利用して業務ソフトから出力したデータをエビデンスシートに加工する。(マクロ組めれば完全自動化なのでしょうか、昔からプログラミングは苦手で覚えられず、年度更新は未だて作業です(笑))

 

多分、事務業務については1/10以下の時間でできるようになっているかと思いますが、結局これが会計事務所の記帳代行業務の衰退につながったと思います。

 

昨日ちょうど、会社でAIの研修を行っていましたが、これを機会にAIを利用することで自分の事務業務が少なくなって、新たに生産性の高い業務に時間がさけることに気づいてもらうことを願うばかりです。

最近のIPO動向について

お久しぶりの投稿になります。

 

8月23日に上級内部統制実務士の試験がありまして、そのお勉強に集中してました。出来は⋯頑張りましたとだけ言っておきます💦

 

さて、そんな中、合わせて東証のセミナー等を聞く機会がありまして、グロース市場の5年後100億の上場維持基準の影響が大きく、新規IPOの申請が減少しているようです。

 

代わって増加しているのが東京プロマーケット(TPM)だそうです。要因としてはとりあえずグロースを目指していた企業がバーが上がったことからとりあえず様子見でTPMに上場してその後実力がついたところで市場替えを行う、だめならMBO等で退場するみたいな考えのようです。

 

確かにグロース市場に上場したものの、内部統制の構築ができなくて不正行為が発覚し、東証からペナルティを受けたということもあります。(TPMは内部統制監査義務なしです)

 

IPOについてもルートが変わってきているようなので今後も動向に注視していきたいです。

借入金の考え方①運転資金

B/Sの見方の延長ですが、借入金には2つの種類があります。

 

1つは短期借入金、もう一つは長期借入金になりますが、2つの違いはご存じでしょうか。もちろん会計表示はワンイヤールールに基づいて表示されますが、基本的に短期借入金は運転資金、長期借入金は設備資金となります。

 

なぜか。金融機関では融資については償還原資を必ず確認します。運転資金については売掛金の回収、設備資金については固定資産計上した設備の減価償却及び設備投資による増加利益となりますので、必然的に運転資金は短期借入金、設備資金は長期借入金となるわけです。

 

ただ、例外があって、取引先が倒産した・慢性的に赤字体質でキャッシュフローが足りないなどは業務改善計画を立てて、改善完了期間まで長期に融資をするということはあります。但し、償還原資としての裏付けは乏しいので担保や回収確実な第3者保証を付けるなど保全はがっちりされますが。

 

金融機関も商売ですのであまり詳しくこの辺りを教えてくれませんが、融資の際にはこういったことを前提に条件を金融機関は言ってくることは知っておいたほうが損をしなくて済むと思います。(私の場合は、以前、銀行にいたことを話すとまず無謀な条件は言ってこなくなり、逆に審査部からこういわれているので協力してくださいと手の内を明かしてくるようになります。営業店もノルマがありますので審査部と戦っているので協力してあげる感じですね)

 

資金不足は会社倒産に直結します。銀行がどうしたら融資してくれるのかは普段から銀行員に聞いておいたほうがよろしいかと思います。

現金その場限り

私が銀行に入ったころ、上司から言われた言葉に「現金その場限り」という言葉があります。現金とは取り扱いをきちんとしないと帳簿と残高が一致しない場合、原因追及ができなくなるという意味です。

 

先日、私の会社で現金不一致という事例が発生しました。

詳細は控えますが、根本的な要因として①経理規定がない②現金取り扱い規定がない

が大きく、各部門はローカルルールで現金取り扱いを運用している状況でした。

 

こうなると、担当者や現金責任者に対して法的な責任追及が難しくなり、損失を会社が負担しなければいけなくなります。

 

内部統制ではまず規程の整備が必要ですが、非上場法人でも社内でのトラブル回避のための規定整備は行っておいたほうがよろしいかと思います。

 

皆さんの会社はいかがですか?

月次決算の地図を作ろう!

内部統制の一番の目的は、正確な会計処理を行い、正確な財務諸表を作ることにあります。IPO法人は株主への報告という目的があり、監査法人の監査を受けないといけないということで厳密に構築する必要がありますが、実は非上場法人でも行うことは意義があります。

 

ある程度会社規模が大きくなってくると事務処理等を規則化しないといけないと思いますが、多くの会社は担当者任せになっていることが多いと思います。

 

ですが、多くの経営者は事務処理はコストセンターと考えますので、極力事務仕事は省力化したいと考えますので、作業の効率化をしないと業務量が増加し事務職員の負担が大きくなります。

 

そこで、内部統制制度の整備で使用する「業務フロー」「業務記述書」「リスクコントロールマトリックス(CMS)」を利用することで業務の見える化を行い、手作業で行っているなどで時間がかかっている作業をシステム化するなどで作業効率化することができます。

 

はじめは「業務フロー」を作るだけでも非効率な部分が見えてくると思いますので皆さんも試してみてはいかがでしょうか?

 

業務フローとは?わかりやすい書き方・ルール・図の作成ポイントを解説 | 経営者から担当者にまで役立つバックオフィス基礎知識 | クラウド会計ソフト freee

なぜこの資格?

 私がIPO・内部統制実務士を取ろうと思った理由が、IPOを会社が行う際に監査法人が財務監査を上場3年前から行う必要がありますが、IPOを目指す企業というのはほぼ内部統制を意識した社内体制・規定の構築・運用を行っておらず、監査法人からの指摘を受けて改善していくことになります。

 

 ですが、本来は監査法人がそのままアドバイスできればいいのですが、金商法上監査とコンサルタントの兼業が禁止されているため、企業独自で内部統制整備を行っていかないといけないのですが、会社の状況把握を行うためには会社実務を把握しないとリスクコントロールできず、外部のコンサルタントが入っても監査法人の要求基準を満たす内部統制(特に業務プロセス構築)ができず断念する企業が多いため(私が関与した企業がそうですが)、企業と監査法人の仲介役になれればと思い、資格を調べていたところ、この資格があることを知り受験してみようと思いました。

 

 この資格だけで食べていけるようなものではないですが、いろいろなつながりができそうな資格ですので、上級試験に合格しましたら本格的に仕事を行っていこうと思います。