B/Sの見方の延長ですが、借入金には2つの種類があります。
1つは短期借入金、もう一つは長期借入金になりますが、2つの違いはご存じでしょうか。もちろん会計表示はワンイヤールールに基づいて表示されますが、基本的に短期借入金は運転資金、長期借入金は設備資金となります。
なぜか。金融機関では融資については償還原資を必ず確認します。運転資金については売掛金の回収、設備資金については固定資産計上した設備の減価償却及び設備投資による増加利益となりますので、必然的に運転資金は短期借入金、設備資金は長期借入金となるわけです。
ただ、例外があって、取引先が倒産した・慢性的に赤字体質でキャッシュフローが足りないなどは業務改善計画を立てて、改善完了期間まで長期に融資をするということはあります。但し、償還原資としての裏付けは乏しいので担保や回収確実な第3者保証を付けるなど保全はがっちりされますが。
金融機関も商売ですのであまり詳しくこの辺りを教えてくれませんが、融資の際にはこういったことを前提に条件を金融機関は言ってくることは知っておいたほうが損をしなくて済むと思います。(私の場合は、以前、銀行にいたことを話すとまず無謀な条件は言ってこなくなり、逆に審査部からこういわれているので協力してくださいと手の内を明かしてくるようになります。営業店もノルマがありますので審査部と戦っているので協力してあげる感じですね)
資金不足は会社倒産に直結します。銀行がどうしたら融資してくれるのかは普段から銀行員に聞いておいたほうがよろしいかと思います。