近年は会計ソフトも機能が充実してきていて、管理会計帳票もかなり出力できるようになってきています。
但し、経営者の方から突発的に資料依頼をされると、出力帳票をエクセルで加工することが必要になると思います。また、税務調査・会計監査等で調査官・公認会計士から会計数値のエビデンスを求められると、管理システムからデータ出力しそれを加工して作成したりすると思います。
皆さんはどの程度エクセルを使うことができますか?学校教育でパソコンを導入し始めたのはここ10年程度ですので30~40歳以降の方は苦手な方が多くても不思議ではないと思います。
私は中学のころからパソコンに興味を持ち始めましたが、そのころはまだ自分でプログラムを組んでソフトを動かすといった感じで、エクセルのエの字もないような状況でした。20代にWindows95が出てきて表計算ソフト(一太郎なんて知らないですよね)を使い始めました。実際に仕事で使い始めたのは30代で会計事務所にいたころからです。
それからエクセルも進化を続け、今ではVLOOKUP、SUMIFなんかは当たり前でもっと簡単な関数も出てきました。
エクセルを知っているメリットは業務が早くなるということです。たまに他の人の作ったシートを見るとSUM関数ぐらいしかないようなものを見ることがありますが、元データを手打ちして大変だな~と、元データを貼り付けてリンクで飛ばして次からはデータ更新するだけでいいようにすると、作成にかける時間が1/10ぐらいになる時があります。
業務で大切なのは資料を作ることではなく、その資料を分析し、将来の経営に生かすことです。資料作成はエクセルを活用してとっとと終わらせるようにしましょう。